ART BANK特選 シリーズ1@韓国文化院

韓国の主に文化的なあれこれに最近興味を持って少し調べようとするとたいてい10年、20年の単位で物や事、システムが激変したりしているので感じが掴みづらくて(そもそも誰のせいだと思ってんだよって話かもしれないがそれはまあ)、このうちらのモダンなアートをちょいとお隣さんにレぺゼン、みたいなのも冒頭に置かれる成り立ちをまとめたパネルの前で一寸頭を悩ませたあとま、いい、こうゆうんは今、ちょっと無理、と見切って速やかに鑑賞に移った。

でも最初の絵からいきなりこれはヒストリカルななんやかんやをアレしないと観れないやつですよね多分、て感じで(いや適切な教材と機会さえあれば学びたいのはヤマヤマなのですが....)、しかも古の画風の伝播と変容に関する興味深い催しは人がよそ見をしている間に昨秋上野のほうで速やかに行われてしまった後らしく(シンポジウム、講演、面白そうだったなあ....なんか中止になったらしいやつなんか特に)なんとなく、透けて見えるみえないものを勘案しつつ上ったり下りたり。

円と星、それに反射に関して、いくつかの作品をコンビネイションとしてみることも可能であるように配置されているようで、やはりここにはシャレオツな人材が、という浅い疑惑を独り勝手に裏付ける事に成功。

ラスト三枚がまたカッコいい。抽象、表現主義、構成主義、それにポップ(みんが!)の間を素早く行きつ戻りつできるアングルに自分たちを位置付けることの地理的歴史的権利の可能性へのささやかな主張、というのはちっとも悪いことでも無いし、子どもっぽく振るまわなければいけない業も、卑屈に遜る必要もこれっぽちも、ないのだ。

第一期は14日(火)までで、二期は16日から来月の18日(火)まで、楽しみ~。なお日曜はお休み。